脂質について
ダイエット=脂質をおさえる!!と考えている方は少なくないかと思います。
なぜ脂質をおさえると太らないのでしょうか?
今日は脂質について書いていこうと思います!
目次
脂質とは?
炭素、水素、酸素からできて、水には溶けないものです。
脂質の一番の働きは体のエネルギーを作ることです!
他にもホルモンを作る材料、細胞の膜をつくる、血圧の制御、皮下脂肪という骨と皮膚の間や臓器のクッションなどの役割、体温を守るなどの働きをしています。
三大栄養素の1つであり、たんぱく質、炭水化物と比べ約2倍ほどエネルギー量があります。
脂質=脂肪酸。
脂肪酸は大きく分けると2種類に分けられます。
「飽和脂肪酸」という肉やバターなどに多く含まれるもの、「不飽和脂肪酸」魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸にわけられます。
(下の方で詳しく説明します!)
食べ過ぎると?食べ無さ過ぎると?
ー食べすぎた場合ー
エネルギーに使われて余ったものが
体に蓄えられるため太ります。
また血液中の脂質が増えすぎるので高脂血症になる確率が高くなります。
他にも高血圧になる可能性があがります。
高血圧になると脳出血、心筋梗塞の合併症を発症するリスクあがります。
ー食べなさすぎる場合ー
脂質により働くビタミンが吸収されなくなるため肌荒れや髪の毛がボロボロになります。
皮下脂肪が落ちるため体温調節が難しくなり、
ホルモン分泌正常に行われなくなるため女性の場合生理が止まってしまうことがあります。
肉と魚の油の違い
肉を食べると太る!!
魚の油は体にいい!と聞いたことありませんか?
少し長くなりますがその違いについて書いていこうと思います。
(少し長いので興味がない方は読み飛ばしちゃってください!!笑)
最初の方で脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられると書きましたが、その違いにより体の中での働きが変わります。
ー肉ー
飽和脂肪酸を多く含む食材です。
飽和脂肪酸は常温だと固形のあぶらで熱により液体に変化します。
(バターを想像するととわかりやすいです!)
飽和脂肪酸は体の中で作ることができます。
エネルギーに使われて余ったものは蓄えられるため太ります。
他にも糖尿病になるリスクがあがると言われています。
ー魚ー
不飽和脂を多く含む食材です。
不飽和脂肪酸は常温でも液状なあぶらです。
(サラダ油を想像するとわかりやすいです!)
適度に摂取することにより、中性脂肪をさげたり、血液をさらさらにしたりと生活習慣の予防となる働きをしています。
摂取が少ないと肌荒れなどの原因になると言われています。
こちらは体内で作られないもののため、食事から摂取する必要があります。
このことから、
肉=太る 魚=体にいいという認識をされているのかなと思いました!
漢字で表すと飽和脂肪酸は「脂」、不飽和脂肪酸は「油」と表現されることが多いようです。
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参考
新版 食品学I
改良版 栄養学総論
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4g.pdf