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【ミネラル】マグネシウムについて【便秘解消?】


◆目次◆



マグネシウムについて


内のマグネシウム約70%は骨や歯に、約20%は軟組織中(皮膚や脂肪組織など)含まれています。


成人の体には20~28gほど含まれています。




◆働き◆
体温や血圧の調節
心臓の筋肉の動きをよくする
精神安定
核酸の合成
筋肉や体液中では300種類以上もの酵素の働きに関係している
エネルギー代謝に重大なやくわり


に含まれるマグネシウムの大部分はカルシウムとともにリン酸塩として存在します。


不足すると骨から遊離して、不足した部分を補います。


   

足すると心臓血管の障害やイライラの原因
不動脈、めまい、骨粗損症になるリスクがあがります。


汗や尿により体外に排出されやすいものなので
通常の食品から取る分では問題は取りすぎの問題はありません。
サプリメントやにがり、マグネシムが含まれる便秘薬を摂取されている方は、注意が必要です。



ッツやサーモン、あさりなどの種子類や、海藻、緑黄色野菜、穀物、に多く含まれています。

野菜の緑色の成分「葉緑素」の成分になっています。



豆腐に含まれるにがりの成分に!



にがり」の主成分はマグネシウムでできています。
にがりとは豆腐を固める成分などに使われています。
海水を煮詰めて塩をとったあと残った水をにがりといいます。


グネシウムと豆乳のタンパク質が化学反応を起こし、固まることで豆腐の形になります。


また微生物に働き、熟成感をだし、食材のうま味成分を引き出す効果もあるので美味しい豆腐が作られます。


便秘薬にも?


便秘薬にも使われています。


便のかさや水分量を増やし便秘を解消するタイプの「非刺激性便秘薬」に使われています。
マグネシウムを燃やした際に作られる白色の粉、「酸化マグネシウム」の形で使われています。


化マグネシウムは体内で吸収されにくく、水分を吸収する働きがあります。


一度吸収した水分は腸内で腸壁に吸収されません。
これにより、便を柔らかくしたり、便の体積を増やします。


便が刺激され、腸が動くことにより、便秘を解消することができます。




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参考
新版 食品学I
改良版 栄養学総論
https://nigari.jp
https://web.ako-kasei.co.jp/column/umigaanatawokaeru/nigari01/
https://general.kenei-pharm.com/learn/constipation/3844/